「とても」「大変」の言い換え例文

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日常会話で「とても美味しい」「大変優秀」など、人の特徴や物事を強調して表すことがあります。友人同士であれば「かなり」「超」などの言葉を使うことも多いでしょう。しかしビジネスの場や、目上の人を相手にした時はそういう言葉は似合いません。また、「とても」「大変」などの言葉では強調し足りないこともあります。そんな時にはどのような言葉に置き換えると良いのでしょうか。

極めて

「○○を極める」と言えば、その物事について追求し尽くすという意味です。
この「極めて」という言葉も同じで「この上ないほど」という状態を表すことができます。
極度・極限を表す言葉なので、「とても」「大変」では追いつかないような状態で使うと良いでしょう。
基本的にはネガティブな状態を表す場面で使われる言葉です。

弊社の今年度の販売台数は、前年を大きく下回っており、極めて深刻な状態です。

著しく

著しいという言葉には「ずば抜けて」「目立って」というニュアンスが含まれています。
イメージとしては「目を見張るような状態」です。主にはポジティブな内容について使われています。
他や過去と比べて、際だって良い状態であることを表す場面に似合う言葉と言えるでしょう。

彼の本年度に入ってからの業績は、著しく回復いたしました。

恐るべき

恐れてしまうほどの程度を表す言葉として「恐るべき」があります。
これはポジティブな内容に使われる言葉の中でも、さらにその上を表す表現です。
その素晴らしさや能力に「思わず恐れをなしてしまうほど」という意味があります。
この場合の「恐れ」には、周囲が警戒を示すほどであるという状態も表していると言えるでしょう。

入社1年で部署内トップの成績を上げた彼女は恐るべきバイタリティの持ち主だ

得も言われぬ

これは主に文章内で使われる言葉ですが、口頭での会話に使ってもさほど問題はありません。
「得も言われぬ」には「言葉にできないほど」という意味があります。
その物事について、「説明できる言葉がないほどに」という強調をしているのです。

同じ意味を持つ言葉に「言語に絶する」というものもあります。
これも「得も言われぬ」と同じで「それを伝えきるには言語が足りない」という意味です。
「言語に絶する」は以前はネガティブな内容についての強調で使われていましたが、現代ではポジティブな内容についても使われています。

先週、○○様とお話した映画を観て参りました。○○様が仰せになったとおりの素晴らしい映画で、まさに得も言われぬおもしろさでした。
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