報告書の書き方と例文 (業務日誌)

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報告書の書き方と例文 (業務日誌)

 業務日誌の書き方

業務日誌は、社員一人ひとりが一日の業務内容とそれについての所感(気付いた点や感想・意見)を記録する冊子または文書ファイルのことです。一般に、毎日上司のチェックを受けることが通例となっています。本人にとっては仕事上の備忘録であり、上司にとっては部下の担当業務の成果や進捗状況を把握するためのものですが、感想や意見が上司に読まれることでコミュニケーションツールとしても機能させることができます。その点が、単に業務内容と所要時間などを時系列で記録するだけの日報と異なります。

業務内容の書き方は、会社や職場によって既定のガイドラインや書式があると思います。それに則って、必要事項を決められた言葉遣いで簡潔に記述しましょう。他方、所感は基本的に自由に書くことができますが、上司に読んでもらうことを前提に書く業務報告ですから、上司に理解してもらえるように書きましょう。また、言葉遣いは、だ・である調(常体)が慣例となっていない限り、です・ます調(敬体)で丁寧に書いた方が良いでしょう。

なお、仕事上で疑問異論があっても、業務日誌の所感において上司への質問の形で書くことや、現状否定の意見を主張する記述は避けましょう。業務日誌での質問は多忙な上司にとって迷惑となる場合があり、意見具申は口頭や提案書で行うべきです。

 業務日誌の所感の記入例

広告制作会社の場合

所感

〈案件A〉 浅田企画の準備したプランナーの高橋さんは、経験の浅そうな若い女性。説明の手際が悪く、代理店の池田女史のイライラが伝わってきました。

〈案件B〉 六広からは制作予算の提示がありましたが、クライアント担当者の口振りでは、予算はまだ確定していない模様。六広営業の吉池さんに尋ねても、曖昧な返事でした。コンペに勝っても予算が減額になる可能性がありますので、低予算にも対応できる表現案で勝負すべきだと思われます。

〈案件D〉 スタジオ撮影にはクライアントの方が2人立ち会いました。しかし、セッティングに時間が掛かり過ぎ、気まずい雰囲気に。そのとき、スタイリスト加藤さんが手配してくれたオードブルが届き、スタジオ全体が和みました。彼女は気の利く人です。また、カメラマン柳沢氏の写真が抜群の出来で、クライアントの両氏には大いにご満足いただきました。

以上 
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