反省文の書き方と例文 (反省文の基本)

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反省文の書き方と例文 (反省文の基本)

 反省文の書き方

反省文は、業務上のミスを犯した場合や、社内で迷惑行為を行ったりトラブルを起こしたりした場合に、会社へ提出する謝罪文です。同様の謝罪文である始末書は、処分や弁償をともなう重大過失まで対象となりますが、反省文はもっと軽い過失や規則違反が対象です。

反省文の内容は、事実を正確に記述した事情説明がまず必要です。しかし、反省文は謝罪文であって報告書ではありませんので、始末書ほど詳細に書く必要はありません。大切なのは、反省の意識謝罪の言葉、二度と同じ過ちを繰り返さないための改善策誓約です。過ちを詫びる気持ちが伝わるように書きましょう。

反省文の体裁

文体は敬体(です・ます調)で、段落を付けるオーソドックスなスタイルにしてください。ビジネス文書の基本に則って、日付け・宛先・タイトルを冒頭に記入しますが、所属・氏名は末尾に記入し、必要なら捺印します。
※これは横書きの場合です。縦書きのときは、日付けを手紙と同様に本文の後に書きます。

用紙と筆記具

指定用紙があるときはそれを使用しますが、指定されていないときは、ビジネス文書のスタンダードであるA4横書きレポート用紙が最適です。筆記具は黒色ボールペンを使い、書き損じたときは訂正・修正せず、別の用紙に書き直します。
※パソコンによる作成が認められているときは、氏名だけを自筆署名にしてください。

 反省文の例文

食品スーパー・折込チラシ 価格表記ミスの場合

2016年4月1日

代表取締役社長 小磯麟太郎様

折込チラシの誤記に関する反省文

この度は、私の商品情報の入力ミスによって折込チラシの価格表記に誤記が発生し、各店舗ならびに本社・お客様相談室に多大のご迷惑をお掛けしました。誠に申し訳ございませんでした。
問題のチラシは、3月20日折込みの千歳船橋・仙川・富士見台3店合同チラシです。青果コーナー商品の価格表記が間違っていたため、3店とお客様相談室にお客様からの苦情が多数寄せられました。
折込チラシの誤記が発生しましたのは、私が販売促進部に渡す商品データ作成の際、販売計画書の価格データを転記するときに誤入力したことが原因です。入力データのチェックは、入力時と入力後に随時行っておりますが、今回は間違いを見逃してしまいました。日頃各店をご利用いただいている大切なお客様のご不興を買い、信用の失墜にもつながりかねない間違いを犯しましたことを心よりお詫び申し上げます。また、各店や関係部課の皆様にも大変申し訳ないことを致しました。
現在、生鮮食品部では各種データを複数社員で反復チェックする体制を早急に確立するため実験中です。私自身もこのような間違いを繰り返さないよう、商品データの作成・管理にきびしい姿勢で臨んで参ります。
以上、この度の不始末につき重ねてお詫びを申し上げますとともに、二度と会社にご迷惑をお掛けしないよう日々努力を惜しまないことをお誓い申し上げます。

生鮮食品部 販売企画課
大畑樹太郎
営業車による車両破損の場合

2016年11月28日

支店長 神田広太郎様

営業車損傷の反省文

私は、自らの運転ミスによって営業車に損傷を与えてしまいました。ここに反省文を提出し、お詫び申し上げます。
営業車の損傷は、本日、納品業務にて運転中に発生しました。公道で対向車とすれ違う際、路肩に寄り過ぎたため、電柱に接触して車体に幅約30cmの傷を付けてしまいました。
対向車が接近したときには十分に減速し、慎重に運転すべきであったと深く反省しております。また、修理につきましては総務に依頼しましたが、会社に無用な出費をお掛けすることになり、申し訳なく思っております。
今後は、不注意からこのような不手際を引き起こさないよう、業務遂行中はつねに気を引き締め、丁寧な運転を心掛けるよう肝に銘じてまいります。
このたびは私の不注意から会社にご迷惑をお掛けし、心よりお詫び申し上げます。

営業部 法人営業一課
上野静香
大切な会議に遅刻した場合

2016年11月28日

取締役関西支社長 大坂利彦様

重要会議における遅刻についての反省文

私は、大切なお取引先との会議に遅刻し、関係者各位に多大なご迷惑をお掛けしました。ここに反省文を提出し、深謝申し上げます。
当該の会議は、昨日、京阪開発、大淀川建設両社の担当部署の方々をお招きして関西支社にて行われたプロジェクト会議です。私は、この会議で事業計画の概要説明をするため、東大阪開発センターから車で支社へ向かっておりましたが、1号環状線の事故渋滞によって会議場所への到着が遅れ、参加者の皆様を約30分もお待たせしました。
参加者各位にご迷惑をお掛けしたことは言うに及ばず、会社の信用にも関わる失態を演じましたことを誠に申し訳なく思っております。また、往路での不測の事態を考慮し、余裕をもって1時間前には到着するよう出発すべきであったと反省しております。
今後はこのような不手際が二度とないよう、万全を期して仕事に取り組んでまいります。このたびの遅刻につき、心よりお詫び申し上げます。

東大阪開発センター 企画開発室
主任プランナー 守口賢三
商品破損の場合

平成31年2月25日

営業部 法人営業課 課長 鈴木太郎様

商品破損についての反省文

私は平成31年2月20日に、自らの不注意により商品を破損いたしました。ここに反省文を提出し、お詫び申し上げます。

当日、私は取引先であるA社へ商品を持参するお約束をいたしておりました。A社訪問の1時間前に急いで商品の準備をしていたところ、誤って製品が入っているダンボール箱ごと落下させてしまいました。

急いで中身を確認したところ、A商品12個すべてを破損させてしまったことがわかりました。A社への訪問時間が迫っていたことで、慌てて準備をしていたことが原因です。私が事前に余裕を持って商品の準備をしていれば、このような初歩的なミスは防ぐことができました。

今回のことにより、A社ご担当者様、および当社スタッフに多大なるご迷惑をお掛けしましたことを心よりお詫び申し上げます。
今後は、このようなことが二度とないよう、時間に余裕を持った丁寧な事前準備をするようにお約束いたします。
誠に申し訳ございませんでした。

営業部部 法人営業課 田中次郎
寝坊による遅刻の場合

平成31年3月5日

営業企画部 部長 田中正様

寝坊による遅刻の反省文

私は平成31年3月1日に、事前に連絡をすることなく遅刻をいたしました。
当日、起床したときにはすでに始業時間を過ぎており、慌てて支度をして自宅を出ましたが、当然間に合うことはなく、始業時間から2時間が経過しておりました。

前日の夜、旧友と食事をした際に飲んだ酒の量が多かったことが原因です。
翌日が勤務であることはわかっていたにも関わらず、その場の楽しさに溺れてしまいました。
社会人として、あるまじき行為であったと深く反省をいたしております。
大変申し訳ございませんでした。

業務において同僚、また関係各部署に多大な迷惑を掛けてしまったことを深くお詫び申し上げます。
今後は、このようなことが決して無いよう、普段の生活から厳しく自分を律していく所存です。

自らの生活態度を振り返り改めて心よりお詫び申し上げます。

営業企画部 高橋太郎
FAX送信ミスの場合

平成31年5月8日

お客様相談部 課長 吉田一郎様

FAX誤送信の反省文

私は平成31年5月7日、取引先であるA社へ送信するはずのFAXを誤って別の個人宅へ送信してしまいました。

A社へのFAX送信は今回で2度目であり、前回も私が送信いたしました。その際に短縮番号へ登録しておくべきでしたが、短縮登録は次回で良いだろうと考えておりました。今回FAX番号を手押しで入力し、送信した後、A社へ電話にてFAX送信のご報告をいたしましたが受信していないとのことで、FAX送信ミスが発覚した次第です。誤送信先の個人宅からも電話にてご連絡をいただき、先方にて破棄をしていただけるとのことでした。

今回送信を誤ったFAXの内容は、自社より先月発売した製品のお客様アンケートの結果でございました。幸い、個人情報等はなく誤送信先の方の目に触れても特に問題はない内容ではありましたが、これが別の社外秘情報などであったら、と思うといたたまれません。

FAX番号の短縮登録を怠った私の認識の甘さと、手押しでFAX番号を入力した際のダブルチェック等をしていなかった私の責任でございます。大変申し訳ございませんでした。

今後は、どんな業務も後回しにすることなく即時に対応することを誓います。また、慣れた作業ほど別の人にチェックをしてもらうなど、慎重に行うよう徹底いたします。

この度は、A社ご担当者様、誤送信先の個人宅様、ならびに当社社員関係者の皆様に大変なご心配とご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

お客様相談部 田中三郎
商品誤送の場合

平成31年8月18日

営業部 部長 井上勝様

注文商品誤配送の反省文

私は平成31年8月14日、取引先であるA社よりご注文いただいた商品「B-10」を、誤って「D-10」と認識し、ご注文とは違う商品をお届けしてしまいました。発送翌日、A社ご担当者様より、注文した商品と違うものが届いているとご連絡をいただき発覚いたしました。

誤って発送してしまった「D-10」は、当社着払いにて返送していただき、本日到着しております。内容を確認し、発送時と相違なくご返送いただいていることも確認いたしました。

A社担当者様より、電話にてご注文をいただいた際に、先方は「B-10」と仰っていましたが、私が「D-10」と聞き間違いをしてしまったことが原因です。A社からは、以前も「B-10」をご注文いただいていたこともあり、私の慢心から確認を怠っておりました。

電話でのご注文は聞き間違いに注意せねばならず、アルファベットの商品コードについては「ABCDのD」「ブラジルのB」など、言い換えて確認するべきだったと、深く反省いたしております。大変申し訳ございませんでした。

今回のことで、A社ご担当者様には大変ご迷惑をおかけし、ご不安な思いもさせてしまいました。また、当社社員の皆様へも大変なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

今後は今回の件を肝に銘じ、同様のことが無いよう心して日々の業務に就かせていただく所存でございます。大変申し訳ございませんでした。

営業部 本田一郎
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